この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
あんなこんなエロ短編集
第31章 わたしは女優
ーーーー佐竹と始まったのは2年前だ。結婚と同じ



時期だった。



佐竹の手腕は興行収入という形で認知され、



国民が『よく聞く映画監督の名前』と認識するように




なっていた。



彼の作品に出演したのは3回。



佐竹の映画は小難しい文学的なものではなく、



かといって漫画原作のようなコミカル全開でもない。



人間を描いた作品ばかりだ。




映画でも重要な端役が多かった美華は、



佐竹作品3回目にして主演を努めた。



その時からこういう関係になり、



今も美華は佐竹を純粋に愛している。




俗に言う不倫だ。



佐竹は独身で、常に他の女の影がある。



美華の夫は「監督と打ち合わせなの」と伝えると



「そうなんだ、がんばれよ」と返すような善良な



男。



夫に対して愛が無いわけじゃない。




仕事を理解してくれ、妻が女優でも『その女優を妻




に持つ俺』と考える高飛車さもない。




優しく穏やかで善い人だ。




しかし美華は自覚している。



『一般人と結婚する女優』=世間からは『意外と庶民




的なのね』と好感度がアップする。



それを利用した自分。






/450ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ