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あんなこんなエロ短編集
第35章 禁断の蜜~先生に貫かれて~
連絡先も交換してしまったけれど。


(悩んでも変わらない。


切り替え切り替え!)


「香納さん、


副院長先生まで。これを至急」


「あ、はい」


書類の束を渡された。


副院長ーーー父ーーーへの用事は大体あたしに


回ってくる。


あたしは22階へ急いだ。


エレベーターが上昇していく。


22階はG病院の最上階で、


主に院長室・副院長室がある。


絨毯は長毛種のネコの毛みたいな柔らかい質で、


エレベーターから降りたあたしのヒールを


ふわっと包む。


重厚な扉をノックする。


「失礼致します。


副院長先生、書類お持ちしました」


本革の黒い椅子に座っている父・唯之(ただ


ゆき)が顔を上げた。


「何だしづかか。


リハビリテーション部増築の書類だな、


こちらに置きなさい」


「……はい」


父は相好を崩し優しく言う。


ロマンスグレーの髪。たっぷりした口髭。


広い肩幅、恰幅のいい胴体。


いかにも病院の重鎮という風貌だ。


あたしは少し肩の力を抜く。


父とあたしは血が繋っていない。


母の再婚相手なのだ。


本当の父はあたしが幼い頃交通事故に遭い


あっけなくこの世を去った。


母は暫くシンママだったが、


あたしが中学生の時この父と再婚した。


母より15歳も上の父。


だから65歳の父と24歳のあたしには


かなり開きがある。


ーーーーーーー色々と。




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