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あんなこんなエロ短編集
第35章 禁断の蜜~先生に貫かれて~

病院内でも母の再婚相手だということを
知ってる人と知らない人がいる。
(まあ、再婚なんてよくあるから別にどうって
訳じゃないけれど)
「何だ、もっとリラックスしなさい。
しづかがそうだと私まで気張ってしまうよ」
「いえ………だって仕事中だし」
「堅いのは母さん似だからな(笑)
珈琲でも飲むかい?
院長がくれたんだ」
「じゃあ……一杯だけ」
あたしと父は余所余所しい。
父があたしに色々尽くしてくれて、
優しい人なのはわかるんだけど。
どうも緊張してしまうのだ。
母が再婚して10年にもなるのに、
あたしはこの人になぜか心を開けない。
温かい珈琲を一口飲む。
ミルク少し、砂糖無し。
ちゃんとあたしの好みを覚えてて淹れてくれる。
「……美味しい」
「だろう?程よい酸味があるだろう」
父は満足し頷く。
会話が途切れた。
他の病院スタッフがいれば『仲睦まじい父娘』
を演じられるのに。
ーーー自宅は広く、
帰宅しても殆ど顔を合わさない。
社会人になって余計距離が開いた気がする。
(堅いって思ってるあたしが不倫してるって
知ったらどんな顔するんだろ…)
罪悪感が胸を過った。
知ってる人と知らない人がいる。
(まあ、再婚なんてよくあるから別にどうって
訳じゃないけれど)
「何だ、もっとリラックスしなさい。
しづかがそうだと私まで気張ってしまうよ」
「いえ………だって仕事中だし」
「堅いのは母さん似だからな(笑)
珈琲でも飲むかい?
院長がくれたんだ」
「じゃあ……一杯だけ」
あたしと父は余所余所しい。
父があたしに色々尽くしてくれて、
優しい人なのはわかるんだけど。
どうも緊張してしまうのだ。
母が再婚して10年にもなるのに、
あたしはこの人になぜか心を開けない。
温かい珈琲を一口飲む。
ミルク少し、砂糖無し。
ちゃんとあたしの好みを覚えてて淹れてくれる。
「……美味しい」
「だろう?程よい酸味があるだろう」
父は満足し頷く。
会話が途切れた。
他の病院スタッフがいれば『仲睦まじい父娘』
を演じられるのに。
ーーー自宅は広く、
帰宅しても殆ど顔を合わさない。
社会人になって余計距離が開いた気がする。
(堅いって思ってるあたしが不倫してるって
知ったらどんな顔するんだろ…)
罪悪感が胸を過った。

