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あんなこんなエロ短編集
第35章 禁断の蜜~先生に貫かれて~
数日後。


オープンカフェの外スペースで、


あたしはプチケーキを先に食べている。


一度めに来たあのカフェだ。


「しづかさ~~~ん!!


遅くなってしまって大変失礼しました」


日曜の午後。


駆けてきた拓海社長はラフなジャケットにネ


ネクタイ、パンツ姿だったが


一見してビジネススタイルだとわかった。


上背があり顔も整っているため、


カフェの客たちがチラ見してる。


あたしはにっこり笑み「待ってませんよ?


あたしが早く来ただけですから」


と余裕の態度を出す。


拓海社長は嬉しそうに向かいの席に座り


ケーキとコーヒーをオーダーした。


「いやぁ、


ずっとメッセージも既読にならなかったし。


正直嫌われたと思ってたから………


違ってて本当に嬉しい」


拓海社長がはにかむ。


「嫌うなんてそんなことあるワケ


ないじゃないですか~。忙しくて。


帰宅したらくたくたで寝ちゃってたの」



互いに砕けた話し方をする。



ーーー拓海社長の身辺調査を探偵事務所に


頼んだ。


ふらふら体調不良になった日の夕方だ。


もし他に女性がいたら台無しになるから


慎重にしたい。


結果、拓海社長はあたしに話した通り


1人らしい。


女性の影は全くない。仕事一筋のようだ。



「だよね。私をスルーする女性は殆どいな


いし。しづかさんも同じ想いと知って本当に


安心したよ」



(このナルシストっぷりがバレたら、


そりゃ女性は離れていくわよね)


苦笑する。
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