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あんなこんなエロ短編集
第8章 色通じーいろつうじー
「んっ………」



咥えたまま頭を振ると、高臣が唸った。



食んだまま美春は舌先でそれの側面を舐め



とるようにしゃぶりつくす。




もうすぐだ。



いつもここまで時間を要するのに、達するのはあっという間だ………………………



美春は唇に力を入れた。




歯が当たらないように気をつける。




ドクドクッ



「んーーーー」



根が脈を打ち、白い液体を放出した。




口内にたっぷり注がれた液体。



美春はごくりと飲み干した。



高臣を見る。



放心したような満足したような綻んだ顔。



美春は自分で綱を解き、




車椅子に座る主人をベッドへ寝かせる。




疲れたのだろう…………



直ぐに寝息を立て始めた。



不自由な躰を使い、



自分に鞭を打つ優しい主人。




また次の時………その時まで休まさなければ。



あどけない顔で眠る高臣を慈しむように



見つめてから、




美春は服を羽織り始めた………………























〈おわり〉

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