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あんなこんなエロ短編集
第35章 禁断の蜜~先生に貫かれて~
ーーー日曜の午後。


しづかは待ち合わせの場所ーーまた同じカフェ


だったーーに来ていた。


いかにも『待ち焦がれてました!』風に


気合いを入れて髪を巻き、


香水をつけてお洒落をしてきた。


「やあ、待たせたねしづか」


颯爽と現れた拓海社長。


あたしは頬を染め、席を立った。


「社長、逢いたかった~!」


甘えるように舌ったらずに言い、


拓海社長の腕を引いた。


「こらしづか、昼間だよ?まだ。


人目もあるからね?」


思惑通り拓海社長はでれでれ。


「………そうだよね………、


逢いたかったから。ごめんなさい……」


しゅんとする。


拓海社長は今度は慌てて「謝らなくて


いいんだよ?もう、仕方ないコだなぁ。


カプチーノ飲んでるの?


じゃ私もいただこう」


と向かいに座りオーダーした。


プチケーキも食べ話が弾み、


「さてそろそろ行こうか?


今から行くと丁度いい時間だよ」


拓海社長が立ち上がる。


今日は前行けなかった(作為的に行かなか


ったんだけど)夜景を見に行く予定。


事前にメッセージでやり取りをしたのだ。


ベンツの助手席に乗る。


おずおず………と。


(まだ図々しく振る舞っちゃいけない)


しづかは拓海社長のハートを掌握する


ため色々考えていた。


ベンツが走り出す。


ビル群を背中にどんどん進んで行く。


拓海社長の会社の話から自然に凪の話題


になった。


(これはチャンス!!!)


あたしはさりげなく訊いた。


「ご子息……凪くんですよね?


1人で住んでるなんて大変では??」


「あっ嬉しいな~息子の名前をちゃんと


覚えてるんだね。」


「だって大切な人だもの。


拓海さんも、凪くんも」





























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