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癖の下僕
第13章 最終話
ある日、啓に、ライブを観たいと伝えると、すぐに「かまわないよ」と返事をくれた。
ライブは大盛況で、ライブ終わり外で美咲が待っていると、出てきた啓を知らない女たちが囲った。
その様子を見て、腹を立てた美咲は、すぐに家に帰ると、インターネットで「浮気防止」と検索を始めた。
貞操帯をつけられた啓が「逝かせてください」とお願いしてくるのが愛おしくて、美咲は毎日でも貞操帯を外し、射精させてあげたい気持ちをグッと抑え意地悪した。
それでも、三日から、一週間おきに貞操帯を外してあげて啓を射精へ導くと、その夜は決まって、啓の名前を声に出しながら、自室のベッドでオナニーをしていた。
啓は、シンガーソングライターとしてうまくいっているようには見えなかった。
この前、ライブを見に行ったときは、すごく盛り上がっていたように見えたが、それでもお客さんは百人程度のものだった。
バイトをしながら、音楽活動を続ける啓を見て、なんとかしてあげたいと思った美咲は、こっそり啓のライブの音を録音して、勝手にプロフィールを書いて、いろいろなオーディションや、芸能事務所に送り付けた。
プロフィールには、超かわいい妹と同棲していると書き加えていた。
年が明けたばかりのある日、啓が不思議そうに、送った覚えのないオーディションの一次審査に受かった、と報告してきた。うれしくて思わず笑いそうになったが、
「へー、すごいじゃん。頑張ってね」
とだけ冷静に答えた。
ライブは大盛況で、ライブ終わり外で美咲が待っていると、出てきた啓を知らない女たちが囲った。
その様子を見て、腹を立てた美咲は、すぐに家に帰ると、インターネットで「浮気防止」と検索を始めた。
貞操帯をつけられた啓が「逝かせてください」とお願いしてくるのが愛おしくて、美咲は毎日でも貞操帯を外し、射精させてあげたい気持ちをグッと抑え意地悪した。
それでも、三日から、一週間おきに貞操帯を外してあげて啓を射精へ導くと、その夜は決まって、啓の名前を声に出しながら、自室のベッドでオナニーをしていた。
啓は、シンガーソングライターとしてうまくいっているようには見えなかった。
この前、ライブを見に行ったときは、すごく盛り上がっていたように見えたが、それでもお客さんは百人程度のものだった。
バイトをしながら、音楽活動を続ける啓を見て、なんとかしてあげたいと思った美咲は、こっそり啓のライブの音を録音して、勝手にプロフィールを書いて、いろいろなオーディションや、芸能事務所に送り付けた。
プロフィールには、超かわいい妹と同棲していると書き加えていた。
年が明けたばかりのある日、啓が不思議そうに、送った覚えのないオーディションの一次審査に受かった、と報告してきた。うれしくて思わず笑いそうになったが、
「へー、すごいじゃん。頑張ってね」
とだけ冷静に答えた。