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第13章 最終話

　新宿にある事務所に顔をだすと、事務所の中は美咲が思っていたよりもかなり地味だった。
　ロビーのソファーで啓と一緒に座り出されたお茶を飲みながらまっていると、市ヶ谷あかりと名乗る女が現れた。
　まあまあの美人だ。
　啓は、こういう女の人のこと好きなのかな。なんて考えていると、あかりが口を開いた。
「啓君の妹さん？可愛いわね。中学生？」
と聞いてきた。中学生と言われ美咲は腹を立てて、
「大学生です。京葉大の二年生」
と、頬を膨らませながら答えた。
た。