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癖の下僕
第13章 最終話
「ごめんなさい。あんまり可愛かったから・・・」
と、あかりは申し訳なさそうな顔をした。啓がその様子を見て
「すみません、あかりさん・・・・紗矢、謝って」
と言ってきたので、頬を膨らませたままそっぽを向いた。
 すると向こうから、少しムチッとした巨乳の女がやってきた。
 女は、篠崎紗矢、と名乗ると、あかりと仕事の話を始めた。
 その篠崎と名乗る女を見て、啓が顔を真っ赤にしていた。篠崎に
「啓君、ちょっと向こうでいいかな」
と、誘われると、顔を真っ赤にしたまま、上ずった声で
「は、はい。篠崎さん!」と啓は答え、そのまま二人で奥の部屋へ行ってしまった。
 残された、美咲にあかりが話しかけようとすると、後ろから元気な声がした。
「おっはよーございます。あかりさん。あれ、この子誰?中学生?」
といかにもギャルと言った若い女が声をかけてきた。
「この子は、啓君の妹さんで美咲ちゃん。京葉大の二年生なんだって」
とあかりが、苦笑いを浮かべて答えた。
「京葉大?超エリートじゃん!頭いいんだねー」と言うと、手をさしだしながら、
「私は、笹塚みか。ここの超売れっ子タレントなーのだ」
と笑顔で言った。少しむっとしながらも、差し出された手を握り
「新保美咲です」
と答えた。するとミカは
「あれ?啓君の苗字、新保だっけ?確か九段下じゃなかった?芸名?」
聞かれたので、妹ではなく従妹だ、とだけ答えた。
「しっかし、可愛いねー。啓君もなかなかのイケメンだからねー。この子、デビューさせるの?」
ミカがあかりに尋ねると、
「今日は遊びに来ただけよ。今啓君、篠崎さんと仕事の話をしているの」
とあかりが答えた。
「そっかー。じゃあ私とあそぼ。今、待ち時間で暇なんだー。近くに超うまいパフェが食える店あるから、連れてってあげる。じゃあ、あかりさん、そういうことで、マネージャーきたら言っといて」
と言うとミカは、美咲の細い腕を引っ張って事務所の外に連れ出した。
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