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癖の下僕
第4章 1話 市ヶ谷あかり
とても魅力的な提案だが、世の中そうそう、おいしいだけの話はない。その見返りに何か・・・おそらくは、あかりの身体をということなのだろう。
軽い女とは思われたくないが、正直なところ、新藤はとても魅力的だし、酔って気分がいいこともあり、あかりは一晩くらい抱かれてやってもいいかな、なんて考えていた。
「本当ですか?是非お願いします。・・・そのためなら私なんでもします」
と、相手に下心があるという思い込みから、つい積極的は発言をしてしまった。
少し考えてから新藤は、
「なんでも、なんて簡単に言ってはいけないよ。ただ本当のことを言うと、このあいだ赤坂で君を見かけたとき、君にとても魅力を感じてしまって・・・・
それで篠崎さんに頼んで今日のセッティングをしてもらったわけなんだ」
と、少し恥ずかしそうに告白をしてきた。
赤坂へは先日、九段下啓のライブイベントのために顔を出していた。
そいいえばあのとき、収録会場の視察といって、啓君のリハーサル中にテレビ局の人間が数人、会場へ出入りしていた。
あれからまだ三日しかたっていない。なんて手の早い男なんだろう。
しかし、相手は業界で顔の効く、私好みのイケメン。
だけどなぜ私なのだろう。太ってはいないが、スタイルがいいわけではないし、顔だって決して悪くはないと思っているが、取り立てて言うほど可愛いわけではない。
遠くから見て一目ぼれするような容姿ではないはずだ。
「こんな私にですか?他にも魅力的な女性はたくさんいるじゃないですか」
と、そうは思いながらも、少し浮かれて質問をすると、新藤はまじめな顔をして
「君にしかない魅力があるんだ」
と優しい瞳であかりの眼を見つめながら答えた。
その優しい目線とストレートな告白に、あかりは顔を真っ赤にして俯きながら
「そうなんですか・・・ありがとう・・・ございます」
と答えた。
軽い女とは思われたくないが、正直なところ、新藤はとても魅力的だし、酔って気分がいいこともあり、あかりは一晩くらい抱かれてやってもいいかな、なんて考えていた。
「本当ですか?是非お願いします。・・・そのためなら私なんでもします」
と、相手に下心があるという思い込みから、つい積極的は発言をしてしまった。
少し考えてから新藤は、
「なんでも、なんて簡単に言ってはいけないよ。ただ本当のことを言うと、このあいだ赤坂で君を見かけたとき、君にとても魅力を感じてしまって・・・・
それで篠崎さんに頼んで今日のセッティングをしてもらったわけなんだ」
と、少し恥ずかしそうに告白をしてきた。
赤坂へは先日、九段下啓のライブイベントのために顔を出していた。
そいいえばあのとき、収録会場の視察といって、啓君のリハーサル中にテレビ局の人間が数人、会場へ出入りしていた。
あれからまだ三日しかたっていない。なんて手の早い男なんだろう。
しかし、相手は業界で顔の効く、私好みのイケメン。
だけどなぜ私なのだろう。太ってはいないが、スタイルがいいわけではないし、顔だって決して悪くはないと思っているが、取り立てて言うほど可愛いわけではない。
遠くから見て一目ぼれするような容姿ではないはずだ。
「こんな私にですか?他にも魅力的な女性はたくさんいるじゃないですか」
と、そうは思いながらも、少し浮かれて質問をすると、新藤はまじめな顔をして
「君にしかない魅力があるんだ」
と優しい瞳であかりの眼を見つめながら答えた。
その優しい目線とストレートな告白に、あかりは顔を真っ赤にして俯きながら
「そうなんですか・・・ありがとう・・・ございます」
と答えた。