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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第47章 ミッションコンプリート!
当日、達也は鴨志田に連絡を入れた。

この日達也は夕方まで母親と共に行動し、サークルのコンパという口実で一足先に会社を出た。

(いよいよだ、これがオフクロの最期だ)

達也はレンタカーを借り、鴨志田のいるビジネスホテルへと向かった。

ホテル前では鴨志田が待っており、助手席に座り、再び車を走らせた。

「さて、いっちょやるか」

達也は不適な笑みを浮かべ、母親が通るであろう、細くて木に覆われた通りへ向かった。

相変わらず人通りの無い、暗く不気味な道だ。

達也は十字路になっている更に細い路地に入り、車を停めた。

「今何時だ?」

達也はシートを倒して悠然と構えていた。

「今、21:30ね。何時ぐらいにここを通りそうなの?」

鴨志田は車内で帽子にマスク姿で解らないようにして、少しソワソワしていた。

「焦るな、まだオフクロはここを通らない。しばらく横になって寝てりゃいいさ」

「寝れるワケないでしょ!これからが本番なのよ?」

達也も鴨志田もこの計画に賭けている。

失敗したら終わりだ。
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