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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第50章 僕が社長になります

「そうは言ってもですね、今こうして初めて会って、達也さんを社長にする、貴女を秘書として迎えると言われて、ハイそうですか、というわけにはいかないんですよ。私も長年社長と共に会社を切り盛りしてきました。その自負もあります。
こう言ったら失礼になるかもしれませんが、外様の人に会社の実権をそう簡単に渡すわけにはいかないんですよ、解りますよね、私の言ってる事は?」

沢渡は鴨志田の胸の谷間をチラチラと見ながらも、難色を示した。

だが、鴨志田はついこの前までソープ嬢として、数々の男を相手に、その豊満な肉体を使って悦ばせてきた。

この男、さっきから私の胸ばかりを見ている。
欲求を満たしてあげれば、我々の条件を飲んでくれるはずだ、鴨志田はそう思った。

すると、達也が何かを思い出したかのようにスマホを取り出した。

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