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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第50章 僕が社長になります
「申し訳ありません、沢渡さん、鴨志田さん。先程警察から連絡がありまして、オフクロの家にも捜査が入るみたいで、立ち会いをしなければならなくなったのです。

ですから、今日はここで失礼させていただきますが、お二人はこの後、場所を変えて話し合いをしてみたらどうでしょうか?僕はまだ未成年ですから、お酒は飲めませんですが、お二人なら気兼ねなくお飲みになれるでしょう。
それから判断してもいいかと思うのですが…いかがでしょうか?」

達也は鴨志田と沢渡を二人きりにする計画を立てていた。

「私はお断りする理由はありません。むしろ、沢渡さんと今後の事についてじっくりとお話ししたいです」

鴨志田は笑顔で達也の申し出を受けた。

「ま、まぁ、それなら一杯飲みながら話をするぐらいなら平気ですが」

沢渡は何度も鴨志田の大きな胸に目線をやりながら返事をした。

(この男、アタシとヤリたくて仕方ないんだわ。後で骨抜きにして、こっちが主導権を握らせてもらうわ)

沢渡が鴨志田の身体を狙っているのは見え見えだった。

その誘いに乗った沢渡は後は鴨志田のソープ仕込みのテクニックで、何度もイカせてあげればこっちのものだという作戦に出た。

「じゃあ、すみません、僕はこれからオフクロの家に行きますので、後はよろしくお願いします」

達也は頭を深々と下げ、鴨志田とアイコンタクトをとった。

(後は任せたぞ)

(了解、こっちは任せて)

そして足早に達也は店を出た。
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