この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第51章 マンションから追い出す
達也は沈痛な表情で亮輔に伝えた。

「実はな、オフクロの会社かなりヤバいんだよ」

「ヤバいって何が?」

「それがだな…」

達也は一呼吸置いてから話を切り出した。

「オフクロの会社、かなりの赤字らしい。ああ見えて優雅な生活を送っていたが、実際は火の車で、融資も断られたみたいだ。
で、今からこの事をお前に言うのはかなり辛い事なんだが…このマンションを手放さなきゃならなくなった。
勿論、オレの住んでるワンルームマンションの土地も建物も売却するらしい。
亮輔、お前しばらくの間、どっか住む場所とかないか?オレは大学のツレの家にしばらく厄介になるが、お前は住み込みでもどこでもいい、とにかく住む場所を見つけてしばらくの間は我慢してくれないか?
会社は必ず立て直してみせる。
だから、しばらくの辛抱だ、頼む!」

達也は亮輔に申し訳ないと、頭を下げた。

会社を乗っ取るのに何度頭を下げたことか。
しかし、こんな事も全て達也の想定内だ。

勤勉な好青年を演じ、周囲から好感度を上げる為にはこのぐらいの事は容易い。

亮輔は達也の項垂れた様子を見て、本当に母親が失踪したんだと思い、頭の中がパニックしていた。

/764ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ