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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第59章 底知れぬ不気味さ
「社長、こう言っちゃ失礼ですが、その世界のお知り合いでもいるんですか?」

この質問を待ってましたとばかりに達也は即答した。

「鴨志田を使います」

「えっ?だって彼女は社長の秘書じゃあ…」

「問題ありません、鴨志田は経営コンサルティングとしても優秀だからこそ、僕がここに連れてきたんです。彼女がソープの経営に携われば何とかなるはずです」

沢渡は鴨志田をソープの経営を任せるとして、誰がソープ嬢を集めて、テクニックを教えるのだろうか?

「まぁ、沢渡さん、ここは僕に任せてもらえませんか?きっといい店になりますよ、大丈夫です。仮にもし、ソープが失敗しても、全ての責任は鴨志田にとってもらいます」

「な…そんな事を彼女が納得するのでしょうか?それに社長の秘書はその間誰が?」

「必要ないですよ、秘書なんて。鴨志田はあくまでも秘書という【名目】でこの会社に引っ張ってきましたが、僕の当初からの予定は、鴨志田に風俗店を任せる為までの間、秘書になってもらってるだけです」

不適な笑みを浮かべ達也は自分の描いている構想を沢渡に話した。

「いいんですかね、それで…まぁ経営コンサルティングという経歴だろうから、それなりの勝算はあると踏んでこの話をしてるんでしょうから…」

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