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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第60章 ソープランドはアンタに任せる

「…な、何でまたソープなのよ!もうあんな思いはしたくないの!」

「いいか、あの近辺はキャバクラばかりだ、そこへソープを入れたら客は自然とソープへ流れる。その店のアガリをそのままアンタの懐に入れれば済む事だ。
アンタだって元ソープ嬢だったから店がどのくらい儲かるかぐらい知ってるだろ」

「だって経営の事までよく知らないのよ!客の相手をするのが精一杯でそこまで詳しくはないわ!」

「アンタ、経営コンサルティングという肩書きでウチの会社に入ったんだ。店の立て直しにゃうってつけの人物じゃないか」

「それはアナタが経営コンサルティングという肩書きにしろって言ったじゃない?」

「それを承知で入ったんだろうが!いいか、とにかく認可がおりたら1日でも早く開店する予定だ。それまでに店の女にテクニックを教えるんだ、わかったな?」

鴨志田は鴨志田で、達也に不信感を抱いていた。

当初の約束である、財産の山分けをまだ貰っていない。

それどころか、秘書から今度はソープの経営兼教育係になれと言われている。
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