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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第81章 もう少しまともなウソをつけ

「どうしてって?うーん、女の直感かな」

「直感?」

「古賀くん、たまに見せる目付きや表情を見て、何か他の人と違うなぁって。上手くは言えないけど、何か女の人の扱いは上手そうに思えたから」

コイツ、オレの事を事細かに観察してたのか。

少し厄介だな。

「で、そのレンタルってのは大体いくらぐらい貰えるの?」

「それは月にって事?」

「うん、月に平均するとどのくらい貰えるワケ?」

「それは人によりけりかな。指名が多ければ多い程、貰えるし、100は楽に越えるわね」

「100と言っても、取り分は6:4だから60万じゃないの?」

「んー、でもほら、小遣いとか貰えるから。そこは会員制で、年収もかなり貰ってる人じゃなきゃ入れない条件なの。
金と暇をもて余してるセレブなんてケッコーいるのよ」

セレブねぇ。

そのセレブ相手に股開いて大金得るのか。
風俗嬢と一緒じゃねえか。

「で、中山さんはそれだけ貰ってオレを紹介すればいくらマージン貰えるの?」

こっからは凜を注意深く見てみよう。

「マージン?まぁ大した額じゃないけど」

「いくらぐらいなの?」

「んー、その紹介した人の容姿や性格とかもあるからね。
登録するにはそれなりの審査があるのよ。いい人材ならかなり貰えるしね」

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