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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第85章 麻薬中毒者(ジャンキー)となって…


オレはやられたやり返す。
それは兄の件でイヤと言うほど思い知らされたからだ。

凜は廃人になった。
オレは凜とは恋愛をするつもりは無かったが、長く付き合える間柄になるんじゃないかと思っていた。
だが、蓋を開ければ、オレをセレブのレンタル要員に誘い込む為に近づいただけだった。

ガラの悪い3人組を使い、オレを脅し、無理矢理レンタル要員の会員にさせようとしたのが凜の間違いだった。

そしてオレは報復として、その倍、いや何十倍もの仕返しをした。

その結果が廃人だ。


金に目が眩むのは誰だって当たり前だ。
しかし、クズは金で裏切る。
中にはそうじゃないヤツもいるだろう。
だが、そんなヤツはいまだにお目にかかった事はない。


年が明け、オレは初詣の帰りに鴨志田が眠る墓に行った。
ここでは必ず、オレの近況を報告する。

ただそれだけなのだが、墓石を前に色々と自分の事を話すと、黙って聞いてくれるような感じがするのだ。


そして正月休みが終わり、また新たにオレは仕事に学校に行く日々を送った。

そんな休日、沢渡さんから連絡があった。

【もしもし、亮輔くんか?お母さんが見つかったらしい】

オフクロが見つかった?
ホントなのか?

「ホントですか?で、母は今どこに」

【…】

沢渡さんは無言だった。

「沢渡さん、どこにいるんすか、母は?」

やや間があって沢渡さんは重い口を開いた。

【コロンビアで見つかったらしい。かなり衰弱して、日本大使館の付近で倒れていたのを発見されたみたいだ】

衰弱?身体は大丈夫なんだろうか?
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