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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第86章 背に腹は変えられない
こうなったらやるしかないか…
ただ、どうやってその仕事を探し出せばいいのか。

オレはパソコンで、【レンタルボーイ レンタルガール】と検索してみた。

だが、それらしき事は載ってなかった。

どうする、どうやったら調べられるのだろうか?

オレは色々と考えてみた。

そうか、沢渡さんなら知ってるかもしれない。
あの人は裏の世界も知り尽くして、それなりに顔が利くと以前、母親が言っていたのを思い出した。

オレは沢渡さんに連絡を入れた。

【はい、もしもし】

「あ、もしもし、亮輔です」

【あぁ、亮輔くん、どうした?お母さんの事かな?】

「えぇ、まぁそうなんですが…」

【お母さんはとりあえず病院にしばらく入院だ。面会なんてまだまだ無理な状態だよ】

「いえ、その事ではないんです」

【ん?じゃあ何かな?】

「あの…」

オレは少し躊躇ったが、致し方ない、聞くしかない。

「沢渡さん、レンタルボーイというのをご存知ですか?」

【…】

沢渡さんがしばし無言になった。

もしかしたら、マズい事を聞いてしまったのかもしれない。

【亮輔くん…】

「はい」

【君が立ち入る世界じゃない。これは私からの忠告だ。
君は真っ当に仕事して欲しい】

そんなに恐ろしいとこなのか…

「ですが、母の治療費を払うにはそれしかないんです」

【亮輔くんにこの前渡した金があるじゃないか。君はあんな世界に足を踏み入れてはいけない】

困ったな…まさか全部使いましたなんて言いづらい。

【亮輔くん、まさかもうあの金を使いきったワケじゃないだろうな?】

…素直に言うしかない。

「はい。実はもう使い果たしました」

【一体何をすればこんな短期間で全部使いきったんだ?】

「その事についてじっくりとお話ししたいのですが…」

【…どんな理由があるにせよ、君の為にコツコツと貯めた金を全部使いきるなんて、何があったんだ?】

「…すみません、その事についてもお話ししたいので」

【仕方ない。確か学校が終わるのは21:00頃だったね?】

「ええ、そうです」

【では家に着いたら連絡をくれないか?私が君の部屋に行くから】

「はい、解りました。沢渡さん無理を言って申し訳ありません」

【では、また後で】

沢渡さんに直接聞くしかない…
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