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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第104章 不安による再発
このままじゃオレはまたマンションを追い出されて住所不定のホームレス同然になってしまう。

オレはそれでもいいが、母親の治療費が払えないとなると、母親は灰人のまま死んでいってしまう。

どうする…また呼吸が苦しくなる。

母親を取るか、ホームレスになるか。

…やっぱり母親を見捨てるワケにはいかない。

恥も外見もなく、オレはオーナーに連絡した。

【はい…】

「あ、あの…はぁはぁ、も、申し訳…ぁ、ありませんでした…ハァハァハァ…」

【随分と息が荒いわね。自分のしたことがどういう事か解ってるわね?】

「…は、はい、ハァハァハァ…」

【…アナタずっと苦しんでるのね?】

「…ハァハァハァ…苦しい…」

【そうやって一生苦しんでなさい】

「ま、待って…ください、ハァハァ…も、もう一度、ぉ、おねがいします!ハァハァ…」

【…】

「とにかく…オレは、ハァハァ、母親を…助けなきゃ、ハァハァハァ…」

【ではどうしろと言うの?】

「また…お願いします!今度はちゃんと仕事します…ハァ、苦しい…」

上手く呼吸出来ないから話すら満足に出来ない。

【…しばらくの間、取り分は8:2でアナタは2割。それがペナルティよ。それとお客様から貰った小遣いの半分はこっちに渡すこと。それが条件よ!】

2割…1週間レンタルされてもたった14万…しかも客から貰う小遣いの半分は取られるのか…

…やむを得ない、その条件を飲むしかない。

「ゎ、解りました…す、すいませんでした…」

【じゃあ、明日からまた1週間レンタルしてもらうわ。その条件でね。解ったわね?】

「…ハァハァハァ、はい…解りました…」

【とにかく明日はこっちにいらっしゃい。今度こそ真面目にやってもらわないとアナタを消すつもりでいるからそれをよーく肝に命じておきなさい】

そう言われ、電話を切られた。

自業自得とはいえ、取り分が8:2だとかなり生活がキツい。

だが、オレにはこの仕事しかないんだ…

オーナーに謝罪できたせいか、少しずつ呼吸が楽になってきた。

明日はオーナーのとこへ行って、土下座でも何でして許しを乞うしかない。

オレは呼吸が治まり、その疲れからか、すぐに寝てしまった。
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