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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第105章 瓜田という男の存在
ただ、この世界は間違いなく裏社会だ。てことはヤクザ者なのか?

「瓜田さん、もう一つお聞きしたいのですが?」

「何でしょうか?」

「オーナーや瓜田さんはヤクザですか?直球な質問で申し訳ないのですが…」

さすがにこれは答えられないだろうな。

「いや~、痛いとこ突いてきますね。はっきり言えば、私やオーナーはカタギの人間ではないですね」

てことはヤクザか…
でもヤクザ者には見えない程、穏やかな人物だ。

オーナーはともかく、瓜田は爽やかな好青年で、いつもスーツを着ている。
この人がヤクザ?
いわゆるインテリヤクザなのか?

「真っ当な人間かそうじゃないか、それは別にヤクザの世界じゃなくても普通の社会でもいるじゃないですか?真っ当な生き方をしてないのにサラリーマンをしてる人もいれば、真っ当な生き方をしてるヤクザな人もいます。要はその人の考え方次第で真っ当かそうじゃないか、結局は人間性がものを言うんじゃないか、私はそう思いますね」

ふ~ん、その人の人間性か…
オレはどっちなんだろうか。
真っ当ではないだろうな。
てことは、オレはヤクザな人間なのか?

「私はどちらかと言えば、グレーな人間です。白にもなれるし、黒にもなれる。その境界線はどこか?と問われると上手く表現出来ませんが、表の世界でも、裏の世界でも生きていける。多分オーナーもそうじゃないでしょうかね、まぁ改めて聞いたことはないですが」

グレーな存在か…
考えようによっちゃ、どちらにもなれる、厄介な立場な人間なのか。

「でも安心してください。私は至ってごくフツーの人間ですよ。人間て、正義にもなれるが、悪魔にもなれる。世の中で一番残酷なのは人間ですからね」

何だか深い話だな…
まだオレのような子供には理解出来ない。

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