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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第109章 母親譲りのテクニック
「もう、全部処分したわ。だってその頃の私は本当の私じゃないから。偽りの姿を残してもしょうがないでしょ?」

…見てみたかったな、その時の姿を。

「でね、何度か店に通って、亮輔くんの遊び相手してるうちに何でも話せるような仲になって、千尋ちゃんに打ち明けたの。実は私、女になりたいって」

母親がオーナーの相談相手?

「で、母は何て言ったんですか?」

オーナーは目を潤ませながら当時の母親のアドバイスを話した。

「千尋ちゃんは【いいじゃん、本当に女になりたいなら今がチャンスよ!だって1度しかないんだから人生は】って賛成してくれたの…それで私の心が解放されたみたいになって。憧れの人にそこまで言われて女になる決心がついたって事ね…」

ニューハーフになれって言ったのは母親の勧めからか。

「でも確か性転換するのってかなりの金額かかりますよね?そのお金ってどうしたんですか?」

性転換するにはあれこれと身体を弄るから費用がハンパじゃない、というのを聞いた事がある。

とてもじゃないが、整備士の給料じゃ性転換なんて無理だ。

「その頃、仕事と副業で株をやってたおかげでその株がかなり値がついて、整備士を辞めたの。だから退職金と株を売って性転換したってワケ」

「株で儲けるなんてスゴいじゃないすか」

「そうねえ、今思えば運も味方してくれたのかしらね…それ以来、株はやってないけどね。だからタイミング良く、性転換出来たの」

しかし、よく母親も女になれ、なんて言えるな。
オレがもし同級生が女になりたい、なんて言ったら止めろって言うけどな。

「だからどうせ性転換するなら、千尋ちゃんみたいになりたいって思って、顔も千尋ちゃんぽく整形したの」

だから母親に似てるのか。

「それとね、千尋ちゃんから男を悦ばせるテクニックも伝授されて、色々と勉強になったわ。おかげでニューハーフ専門のヘルスで働いて、そこでナンバーワンになった時に色んな有名人から指名されて【どうせなら独立してみたら?】って言って援助してくれたお客さんが大企業の社長さんなんだけど、その人のバックアップで今のレンタル業を始めたの。
ヘルスの頃に指名してくれたお客さん達との人脈を築いて今の私がいるって事ね。だから千尋ちゃんは私の恩人なの」

母親譲りのテクニックってワケか…だからオレのツボを知っていたのか。



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