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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第112章 オーナーが…
翌日、荷物をまとめ、オーナーのマンションへと向かった。
さすがに家賃数十万はオレには身分不相応な住まいだ。

テレビやエアコン、テーブル等は処分した。
いつものように、衣類とパソコンとゲームとタブレット。
リュックにキャリーバックをゴロゴロとさせながらマンションに着いた。

予めオーナーから合鍵を貰っていたので、マンション内に入り、部屋の前でチャイムを鳴らした。

だが、応答はなく、何度鳴らしても出てこない。
どこかへ出掛けたのだろうと思い、鍵を開け、部屋に入った。

オーナーは不在だったが、リビングの窓が開けっ放しになっていた。

いつもなら窓は常に閉めているのに、どういうワケか開いていた。
風がまともに入ってくるので、開けた事が無い窓が開いてる。

…何だろう、換気するために開けたのだろうか。

オレは洋室の部屋に荷物を置いて、オーナーが来るのを待った。

だが、一時間、二時間と経過しても帰って来ない。
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