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第112章 オーナーが…

オレは飯も食わずにただオーナーが帰ってくるのを待った。

するとチャイムの音がリビングに響き渡った。

オーナーか？オレは直ぐ様ドアを開けた。

「佐山泰彦(さやまやすひこ)さんのご家族ですか？」

そこには3人の男が玄関前に立っていた。
(佐山泰彦？オーナーの名前か？)

「は、はぁ…」

オレは曖昧な返事しか出来なかった。

「私、こういう者ですが」

ポケットから警察手帳を取り出した。

「…あ、あの何ですか？」

手帳を見せた中年の刑事が信じられない言葉を発した。

「…実は、佐山さんが先程、川で遺体で発見されました」

…っ！！
目の前が真っ暗になった…