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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第113章 切断された首…
その刑事のおかげで、過呼吸は少しずつ落ち着きを取り戻した。

「大丈夫かな?まだ辛い?」

「い、いえ、何とか大丈夫です…」

この発作にオレは悩まされるのか…

「じゃ、聞くけど、佐山さんとはどんな関係なのかな?見たところまだ高校生ぐらいだけど、何でこの部屋にいるのかな?」

…言えない。レンタル会員という非合法な商売の一員です、なんて事は…

「あの、よく仲良くしてもらって…たまにここに来て遊んでたりしてます」

とにかくごまかすしかない。

「遊ぶって具体的にどういう遊びかな?」

質問攻めにあった。

「い、いやだからその…ご飯ご馳走になったり、ゲームやったりとか…」

こんな応えじゃごまかせない。

「ところで君の名前は?」

更にもう1人の若い刑事がオレの名前を聞いてきた。

「古賀亮輔です…」

「古賀くんだね。何か身分を証明できるのはあるかな?」

「…はい、ちょっと待ってください」

オレはヨロヨロと部屋に行き、財布の中に入ってる保険証を出して刑事に見せた。

「古賀亮輔、まだ16才だね。高校生かな?」

しつこい…だが、どうにか切り抜けないと。

「い、いえ、今は働いてます…」

「どこで働いてるのかな?ここに書いてある住所だとこの場所から離れてるが、よくこの部屋には来るのかな?」

怪しまれてる。

「働いてる所は、その道路の舗装をする仕事で…」

咄嗟に前に働いていた舗装工事の仕事だと言った。

「うーん、ちょっと引っ掛かるなぁ…」

刑事相手にウソは通用しないか。

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