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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第122章 表出ろ、コラァ!
オレも男と同居するなんて初めてだから、多少の事は目をつぶっていたが、食って寝て、また食って寝るという、堕落した生活だ。
これじゃあの豚みたいなキャバ嬢でさえも愛想つかすのも無理ない。

「お前さぁ、実家あるんだろ?実家に帰ったらどうなんだよ」

オレはしきりに実家に帰れというが、ヤンキーは頑として帰りたくないという。

「冗談じゃねえよ、オレの実家は東北だぞ?実家に戻っても農業しかやること無いんだぞ」

実家があるだけマシだ。
オレなんか帰る所が無いというのに。

天涯孤独の身になったオレからすりゃ、贅沢だ。

「農業だっていいじゃねえか!それで野菜でも作ってりゃいいだろ、田舎もんの分際で無理して都会になんか来るな!」

「あぁ、誰が田舎もんだ?」

「テメーだよ、このカントリーヤローが!」

「んだと、こらぁ!」

「やんのか、おいっ!」

…毎日こんなやりとりだ。
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