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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第123章 スエット上下で面接…
…このバカ!これから仕事世話してもらうのにそんな態度があるかっ!

「あぁ、沢渡です、ヨロシク。亮輔くんから話は聞いてある。何でも以前はキャバクラのボーイをやってたらしいね?」

あくまでも紳士的な対応で沢渡さんはヤンキーに話しかけた。

「えぇ、まぁ。でも店の女とデキちゃってクビになりました」

オレはこのバカの足をギュッと踏みつけた。

「痛っ!」

「ん、どうしたのかな?」

「あ、いや何でもないです。沢渡さん。実はコイツを沢渡さんの所の店のボーイとして使ってもらえないでしょうか?こんなふざけた格好してますけど、経験はあるんで、どうかお願いします。…おい、お前も頭下げろバカ!」

コイツ、全く緊張感が無いのか?それともただの無神経なバカか?

「山下くんとか言ったね。私は身なりで人を判断しない。
だが、その格好はなんだね?
仮にもこれは面接なんだぞ。
何もネクタイまでしろとは言わないが、そういう格好で面接に挑むというのは些かふざけ過ぎじゃないかな?」

そりゃ誰だって言うよ。
他の人なら1発で不採用だ。

「あ、さーせん。でもいつもこの格好なんで」

「…おいっ、あんまりこの人を怒らせるんじゃないぞ」
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