この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第145章 コイツの謎を暴かないと

全てが不自然すぎる。
ナツの本棚には色んな書物かジャンル問わずギッシリとある。

しかし、パソコンを置いてる机やタンスの引き出しには必ず鍵がかかっていて、オレに見られたくないような物があるに違いない。

1人で暮らしていた時、何をして過ごしていたのか。

ましてや、ナツは指名の多いキャバクラ嬢だ。

テレビも観ないで、客とどんな話をしているのか。
少なくとも水商売をやっているならば、時事ネタも必要になるだろう。

だからテレビやネットの情報は必要なのではないか?
一体客とどんな会話をして、そんなに指名が多いのか。

容姿だけでは常にトップ3に入る程の人気にはならない。

ナツより美人なキャバクラ嬢はたくさんいる。
だが、見てくれだけじゃ指名は上位にならないだろう。

オレが子供の頃、母親は必ず新聞やテレビのニュースを観ていた。

それは客とのコミュニケーションをとるために、どうしても話題が豊富じゃないと、客はつまらなく思うだろう。

芸能界の話、政治の話、スポーツの話等色々と知っていないと何をネタに客と接しているのだろうか?

全てに於いて、謎が多い。

何かコイツを知るカギはないものか。

【あの右側に座ってた女がいたろ?何でもソイツの高校ん時の同級生らしいぜ】

初めてナツと会った時、あのヤンキーに連れられ、居酒屋に行った後、こんな事を言ってたな。

て、ことはあのヤンキー山下なら何か知ってるかも知れない。

しかし今のオレはナツに監視されてる状態だ。

となると、動けるのはナツが出勤している時間帯しかない。
だが、あのヤンキーもその時間はボーイとして忙しく勤務しているはずだ。

どうにかして連絡を取る方法はないものか…

とりあえず、解らないようにメールかLINEを入れてみるか…

あの馬面の女もキャバ嬢とか言ってたな。

あの女はどこのキャバクラで何という名前なのだろうか。

ナツは満足したのか、横で寝ている。

クソッ、こんな女だとは思わなかった。

オレはバレないようにヤンキー山下にLINEを送った。

ナツの高校の同級生だと言ってたあの女の勤めてるキャバクラの店と、女の名前を教えてほしい、そうコメントして送った。

オレは枕の下にスマホを置き、サイレントモードにして、ヤンキーの返事を待った。

/764ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ