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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第146章 コイツかなりヤベーぞ!
「んー、確か関西の方に住んでたみたいとか言ってたよな」
「関西?ナツは北海道だと言ってたぞ」
また着信だ。
【もしもし亮ちゃん?今どこ?】
オレは無言でまた部屋を移した。
「解ったろ?さっさと仕事しろよ」
【はぁーい】
電話が切れた。
「コイツ、ぜってーおかしいよ!頭イッちゃってるぞ!おい、お前こんなとこにいると殺されるぞ」
「だからあの女に聞きたかったんだよ、ナツの過去を」
「そうか。だけどあの女、殺された方の女な。北海道だなんて言ったことないぜ。あ、そうだ、今年になって1度大雪になったことあるだろ?」
「あぁ、確かに。あの時はまだアパートに住んでた頃だよな」
「で、あの女言ったんだよ。こんな雪降ったの初めて見たって」
「…てことは北海道出身じゃないな」