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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第155章 新たな旅立ち
「もしもーし、どうだ、例の件考えてくれたか?」

【いや、しかしホントに大丈夫なのか?】

「心配いらねえよ、ヤツラそこまで気づいちゃいねえよ」

【でもさすがにマズいだろ。何せクセとかでバレないか?】

「じゃ、お前あの借金どうやって返せるんだよ、他に方法あるのか?無いだろう。」

【そりゃそうだが…】

「だったらつべこべ言わずこの条件を飲めよ」

【もしバレたらどうすんだよ?】

「だからバレねえように色々打ち合わせしたろ?」

【…】

「とにかくオレとお前は生まれ変わるんだよ。人生をリセットして再スタートするんだ、な?」

【リセット…】

「そう、リセットだ。オレたちにゃそれしかねえんだ、お前は何も心配する事は無い」

【そ、そうか…ならば生まれ変わってみよう】

「よし、明日にでも作戦開始だ」

達也はある人物に話をした。

それは誰もが思えないような作戦だった。

翌日、達也は会社に出勤し、沢渡を社長室に呼んだ。

「おはようございます、社長。どういったご用件でしょうか?」

右手には包帯が巻かれている。
達也にタバコの火を押し付けられた跡だ。

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