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第155章 新たな旅立ち

そして空港のロビーでは達也が人を待っていた。

「いや、遅くなってゴメンゴメン」

現れたのは、小島だった。

「遅ぇよ、じゃ行くぞ」

「なぁ、ホントに大丈夫かな？」

小島は不安な顔をしている。

「おいおい、今更無理だなんて言うなよ。これはオレたちが新たに生まれ変わる為に旅立つんだよ。そうだろ？」

達也の言葉に小島は従うしかない。

ギャンブルで借金にまみれ、返せなくなり、路頭に迷っていた小島を救ったのは達也だ。

(そうだな、やるしかないか)

達也の言葉に懸けてみよう、そして二人は日本を旅立った。