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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第181章 殺しのテクニック
しかもダイニングキッチンとバスタブが一緒にあるなんて、どうやって風呂入って、料理するんだ?

「この地下室からお湯が出たりするのか?」

「当たり前だろ!ちゃんと蛇口も付いてるだろうが」

「でもここで風呂入ったら床が水浸しにならないのか?」

とおもったら、バスタブの下に排水口があった…

「どうだ、達也。ここの地下室?」

どうって言われても、返答に困る。

「…そういやオレたち今靴履いてるよな?ここで靴脱ぐのか?」

「ここは欧米じゃないんだぞ、部屋に入る時は靴脱ぐだろ。換気扇もあるし、エアコンもある。浴槽はカーテン閉めてりゃ、こっちに水ははねてこないし、湿気対策もバッチリだ」

一階の埃だらけの地下にこんな綺麗な部屋があるとは。

「そうだ、さっきどうやって相手を仕留めたか?って聞いてきたよな?ちょっとこっちの洋室に上がってくれ」

反対側のドアをガチャっと開けた。

アンティーク風の棚にコーヒーカップ、本がいっぱい入っている、使い込まれた木目調の本棚、そして壁にはナイフや見たこともない、二股に別れている長い刀、そしてテレビと机がおいてあり、机の上にはパソコンが置いてあった。

全体的に明るく、掃除が行き届いた綺麗な部屋だ。
LEDの蛍光灯に白い壁紙とレンガ調の壁紙が半々に別れていた。

「さっき仕留めたのはコイツだ」

ソンヒョクは机の引き出しから、長さ20㌢程の細い針を達也に見せた。

「随分と細い針だな…裁縫用の針と同じぐらいの細さじゃねえか?」
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