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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第33章 もう学校は無理だから
しばらく放心状態が続き、その後オレは深い眠りについた。
目が覚めた時、既に真夜中になっていた。

横には先程のボンテージファッションに身を包んだ母親が添い寝をして、オレの頭を撫でている。

「亮輔、1人で暮らすなんて言わないでここにいてちょうだい。ここにいればさっきみたいな気持ちいい事いっぱいしてあげるから…」

オレは何故かその言葉に安らぎを求め、母親の乳房を揉み、赤ん坊のように吸い付いた。

「いい子ね。お母さんと一緒に暮らしましょう。あなたはアタシの1番の宝物なの」

乳房を吸われながら母親はギュッとオレを抱きしめた。

ここで暮らそうか…しばらく何もしなくていいし、生活の事も何の心配もない。

なにより、あの突き抜ける快感が忘れられない。
母親の言うとおり、オレは母親じゃなければあんな気持ちいい事は他の女では味わえないだろう。

だが、どうしても独り立ちしたい。
でもあの気持ちよさはまた味わいたい。

こんなことで葛藤してるのはオレぐらいだろう。

散々迷ったが、快感の方が勝り、オレはしばらく母親の所でやっかいになることにした。

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