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カウントダウン・バレンタイン
第1章 キスして
確かにその通りなので、華夜子は口を噤むしかない。
でもそれは陸が悪いから-言い訳のように思っていれば、その張本人がいきなり迫ってきた。
もう少しで触れる寸前。
華夜子はどうにかその危機を脱出する事に成功した。
最大限に身体を後ろに反らし、顔を横に背ける-そのあからさまな拒絶の態度が、陸の気に大いに障った。
「…なんか今、すげー腹立った」
低音で呟かれたかと思うと、優しさとほぼ真逆の強い力で身体を縛られた。
左耳に光る、ピアス。
落栗色の、緩やかに波打つ柔らかな髪の毛。
流行の最先端を行くような服装にいつも身を包み。
その整った顔で大学を歩けば、擦れ違う女子の注目の的のようなひと。
頼りないまではいかないけれど、全体的な身体の線は細い。
身長は高いけど、一見してそんなに力があるようなタイプには正直見えない。
でもそれは陸が悪いから-言い訳のように思っていれば、その張本人がいきなり迫ってきた。
もう少しで触れる寸前。
華夜子はどうにかその危機を脱出する事に成功した。
最大限に身体を後ろに反らし、顔を横に背ける-そのあからさまな拒絶の態度が、陸の気に大いに障った。
「…なんか今、すげー腹立った」
低音で呟かれたかと思うと、優しさとほぼ真逆の強い力で身体を縛られた。
左耳に光る、ピアス。
落栗色の、緩やかに波打つ柔らかな髪の毛。
流行の最先端を行くような服装にいつも身を包み。
その整った顔で大学を歩けば、擦れ違う女子の注目の的のようなひと。
頼りないまではいかないけれど、全体的な身体の線は細い。
身長は高いけど、一見してそんなに力があるようなタイプには正直見えない。

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