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カウントダウン・バレンタイン
第1章 キスして
「ただ、ちょっと後悔してる事があってさ」
「後悔…?」
華夜子の眉が微かに歪んだ。
「あー、違う違う。華夜がどうこうとかじゃなく。華夜が俺の彼女になってくれた事は、間違いなく嬉しい。なんて言うか…俺の方で華夜の事、もう少しきちんと考えてあげれば良かったかなとか」
不安そうな表情を見せた華夜子を安心させるように、陸は彼女の頭を撫でた。
長い長い細腰までの栗毛を梳きながら、陸はずっと心にしまっていた思いを吐露する。
「イヴの前は色々あって、そこまで気を回せていなかった。…ってか、頭の片隅では『もうだめかもしれない』なんて正直思ってたりもしたから、そんな事まで気を回してるのはそもそも有り得なかったし。でも誤解が解けて、一緒の夜を華夜と過ごせた。嬉しかったけど、その…その場の流れで俺のアパートでになってしまったのは、ちょっと考えがなさ過ぎだったかなとか。後から色々思っちゃっててさ」
僅かな自嘲の色を、陸は双眸に滲ませた。
「後悔…?」
華夜子の眉が微かに歪んだ。
「あー、違う違う。華夜がどうこうとかじゃなく。華夜が俺の彼女になってくれた事は、間違いなく嬉しい。なんて言うか…俺の方で華夜の事、もう少しきちんと考えてあげれば良かったかなとか」
不安そうな表情を見せた華夜子を安心させるように、陸は彼女の頭を撫でた。
長い長い細腰までの栗毛を梳きながら、陸はずっと心にしまっていた思いを吐露する。
「イヴの前は色々あって、そこまで気を回せていなかった。…ってか、頭の片隅では『もうだめかもしれない』なんて正直思ってたりもしたから、そんな事まで気を回してるのはそもそも有り得なかったし。でも誤解が解けて、一緒の夜を華夜と過ごせた。嬉しかったけど、その…その場の流れで俺のアパートでになってしまったのは、ちょっと考えがなさ過ぎだったかなとか。後から色々思っちゃっててさ」
僅かな自嘲の色を、陸は双眸に滲ませた。

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