この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
カウントダウン・バレンタイン
第1章 キスして
ほんの三十秒前までは『卵焼きちょうだい、華夜』なんて。
いつもの如く、これ以上はないくらい、身体を密着させられたぐらいで済んでたのに。
それだって正直、恥ずかしい事は恥ずかしい。
だけど、慣れとは恐ろしいもので-この程度なら最早日常茶飯事と化していたので、許容範囲だった。
なのに。
「こんな学生で混みまくりの大学の食堂で、キスしてってどーいう事よっ」
大声になってしまうのは仕方なかった。
「しかもみ…耳、舐めたりなんかしてっ。そんな馬鹿な事ばっかしてるから、ついつい手が出ちゃうのよっ。こんなとこで舐めるのも…キスも…絶対だめに決まってるでしょーがっ!」
-お願いだから、ちょっとは大人になってよ。
そこまで一気に捲し立て、ようやく華夜子は我に返る。
すぐ目の前の彼は-僅かに頬を引き攣らせているようにも見えた。
何も言ってはこないが-さっきまでとは明らかに、纏っている空気の色が違っていた。
地雷、踏んじゃったかも-後悔先に立たず、である。
いつもの如く、これ以上はないくらい、身体を密着させられたぐらいで済んでたのに。
それだって正直、恥ずかしい事は恥ずかしい。
だけど、慣れとは恐ろしいもので-この程度なら最早日常茶飯事と化していたので、許容範囲だった。
なのに。
「こんな学生で混みまくりの大学の食堂で、キスしてってどーいう事よっ」
大声になってしまうのは仕方なかった。
「しかもみ…耳、舐めたりなんかしてっ。そんな馬鹿な事ばっかしてるから、ついつい手が出ちゃうのよっ。こんなとこで舐めるのも…キスも…絶対だめに決まってるでしょーがっ!」
-お願いだから、ちょっとは大人になってよ。
そこまで一気に捲し立て、ようやく華夜子は我に返る。
すぐ目の前の彼は-僅かに頬を引き攣らせているようにも見えた。
何も言ってはこないが-さっきまでとは明らかに、纏っている空気の色が違っていた。
地雷、踏んじゃったかも-後悔先に立たず、である。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


