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第8章 悪魔降臨 ―それとも救世主? ―
遂に四杯目に突入。
徐々に、身も心もフンワリした適度な酔いの感じから、グルグルするような感じに変わってくる。
そして、自分でも少しやばいんじゃないかと思い始めた頃、玄関のベルが鳴った。
こんにゃ時間に一体だりだー
(自分ではハッキリしているつもりだったが、実はこの時既に、思考回路にも酔いが廻ってこんな感じになっていた)
立ち上がった途端に、周りの景色が揺れて頭がクラクラする。船に揺られているみたいだ。
ふらつく脚で玄関のドアを細めに開けると、そこには自分の天敵…じゃなかった…耿輔が立っていた。
ン、…にゃ~、誰だ?
相手をジッと見詰めて再確認する。
ゲッ、耿輔…何でこいつが俺のアパートに来てるんだよ。
一気にまともな思考に戻ったものの、やはり躯はフワフワしたまま。