この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
コミックサイトで逢いましょう
第8章 悪魔降臨 ―それとも救世主? ―
ここから逃げ出したい。
こいつに振り回されるのはもうたくさんだ。
訳の分からないこの苦しさから逃れたい。
無駄な抵抗と知りつつも、拘束から逃れるために耿輔の胸の中で俺は精一杯藻掻いた。
そのせいで、火照った身体が一層熱を増す。酔いが一気に廻ったような気がした。
その上、躯の反応はますます敏感になって…。
耿輔の太腿で擦られて、重ねた躯の一部が急激に反応していた。
(…ゃ、だッ…、ぁウッ…、なんでこんな時に…)
自分の中心がグッと熱を持って勃ち上がってくるのがわかる。その即物的な反応に泣きたくなった。
躯を捩って何とかそれを悟られまいとするが、耿輔のデリカシーのない声に一瞬にして固まる。
「ふーん、感度良好じゃん。こんなんで反応するなんて、どんだけ呑んだ?酒呑む暇有ったら、メシ食えって云ったろ。ん、それとも、アレか…最近してなかった?じゃなきゃ、俺だから特別に感じた…とか?」
「…誰が!!余計なお世話だよ、いいから放せって…」