この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
コミックサイトで逢いましょう
第7章 男の娘(おとこのこ) ―倒錯、或いは迷走―

漸く俺の胸から顔を上げた亨の澄んだ瞳が俺を射抜く。だが、どう考えても、俺には相手が喜ぶようなことを言ってやることは出来なかった。


「…ゴメン…」


そう言うのがやっと。

それ以上何も言えずに、亨の躯を抱き締める。
また、泣かれるんじゃないかと内心ではビクビクものだったけど。

だけど、相手は思った以上に大人だった。

「トモちゃん、優しいんだね。兄貴が好きになるのが良くわかるよ」

躯をそっと離すと俺を見詰めてニッコリ微笑む。続いて、柔らかい唇で俺の頬に甘いキスを落とした。

それは、いつかの初恋に似た香りがした。

/196ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ