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第8章 悪魔降臨 ―それとも救世主? ―
でも、このカネがあれば土曜のコンパも余裕で出られるし、コンパの後意気投合してデートなんて事になっても全然OKだ。
手を付けるべきか付けざるべきか…
夜まで悩んで、考えに考えた挙げ句、結局、エロ親父にメールを打つことにした。下宿の部屋でレポート作成の合間にPCから。
”¥35,000の送金の意味を明示されたし。今月の仕送りはこれのみ?来月からも仕送りは一切停止するつもりなのか。至急連絡を待つモトミ”
用件だけの至ってシンプルな内容。
この間のことを謝ったり、近況の報告をしたりなんてこれっぽっちも俺の頭の中には無い。本来ならこんなメッセージだって、送る必要も無いモノ。
大事な一人息子がこんなカツカツな生活をしてるって云うのに…
何の断りもなく送金をストップしたかと思ったら、今度は半端な時期に意味不明な振り込み。何だっていうんだ。
返事はレポートを作成している間に返ってきた。一瞬目を疑うような内容の親父のメール。