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ファニーキンキー
第9章 それは翔太郎
「ふっ、ふぁっーはっはー!っふぇっ、ふぃーひひひっー。ごほっ、ごほごほっ、ふぁっ!へっへっふぁー」
一撃で盛大に吹き出した。翔太郎の言った通り、鉄板だよ、鉄板!こんなの誰が見たって笑うに決まってる。
イケメンの面影なんか一ミクロンも残ってなかった。眉毛と目は逆八の字、上唇がめくれ上がって歯茎が剥き出しに。イケメンだって思い切り引っ張れば、お笑い芸人とおんなじ顔。
膝から崩れ落ち、翔太郎の膝に顔を埋め、肩を大きく震わせた。
「ふ、ふぇっふぇっ…っふぇっ」
「…寧奈ぁ~、笑い過ぎだろっ!」
すぽんっと脱いだストッキングを、床にひらりと投げつけた。
「こいつ…!」
髪をボサボサに逆立て顔を真っ赤にした翔太郎は、力任せにあたしを膝に抱き上げると、乱暴にスカートを捲り上げパンツの中へと手を突っ込んだ。
「すっげー濡れてる…」
首元に顔を沈め、さっきまでの羞恥を忘れて瞬時に甘い男モードになる。指先で愛でるように、蜜を絡ませあたしを悦ばせる。
「…っふぇっ、待って…まだ笑いが止…」
「寧奈、後でストッキング穿いて?」
耳たぶに唇を這わせながらしゃべるから、その息の熱さと振動に体が震える。
「いいよぉ…」
欲情したからなのか、翔太郎の愛撫が極上なのか、おなかが熱い……翔太郎が欲しい…