この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ファニーキンキー
第9章 それは翔太郎
ブリーフなんていくらでもあるのに、よりによって標準タイプの白……あんなの幼稚園以来、穿いたことない。俺にだってプライドはある!
けどブリーフを穿けば、感じるんだろ?ヤれるんだろ?俺のプライドは性欲に負けた…それに加えて、不感症のヤツがどうやったらブリーフで感じるのか、興味もあった。
時間はかかったが、勇気を振り絞って穿いた。それはもう…死ぬほど恥ずかしいっ!
しかも、こっちが恥ずかしい思いをしてるのに、笑いやがる。それが“合図”だと。
下着の中に持って行かれた指先がヌルリと滑った時、鳥肌が立つほど嬉しかった。本当に濡れてる…
「寧奈、感じるの?」
「うん。すごく感じる。ふぇっ…こんなの普通…じゃないよね?ヘンタイだよね?」
「これが寧奈の普通なんだろ?」
お子様のようなキスしかしてこなかった寧奈が頬をピンクに染め、熱い息を吐きながら俺の唇を吸う。
俺が触るたびに、小さな身体を震わせて、感じてる…すっげーいい。俺の下半身にすげぇ響く。
こんなにも簡単なことだったんだ。俺が滑稽な姿を晒せばいいんだろ?
急に頭の中で、寧奈を大切にしなきゃっていう使命感に駆られた。
こいつには俺がいないとダメなんだって…だったら俺がついててやる。