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ファニーキンキー
第2章 それは的中
あたしはMな人が好き。
でも、ただのMじゃなくてSの仮面を被ったMが好き。
一枚一枚、皮を剥いでいくのが堪らなくいい。
それともう一つ、肝心なポイント…M男の“醜態”に欲情する。
醜態っていっても、どうってこと無いただの笑える姿なんだけど…
これがイケメンであればあるほど、おもしろい。
狙って出せるものもあれば、偶然の産物で欲情する時もある。
一回欲情しちゃうと既出の醜態には反応しなくて…次々と醜態を晒してもらわないといけない。
面倒くさい性癖を持ってるんだよね……
今までの恋愛遍歴は散々なもの。
M男に出会え、いよいよベッドインとなった時、
醜態を求めても、ロマンチックじゃないからって拒否られて欲情できなまま濡れてないのに無理やり挿入されたり、
“ヘンタイ!”って何度も叫ばれたあげく逃げられたり、
ノリノリで醜態を披露してくれてた人には…我儘なものでノリノリじゃ欲情しないんだよね。
未だにこの繊細な欲情ポイントを理解してくれる人に出会えてない。
このヘンタイちっくなあたしを受け入れてくれる人じゃないと好きになれない。
とにかく、あたしの恋愛はヘンタイな部分を受け入れてもらえないことには始まらない。