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ファニーキンキー
第7章 それは純白


「違うよ?」

「へ?」

まだ、何かありましたっけ?

「いいから。家に来い」

カバンを取りあげられ、空っぽになった手に翔太郎の手が強引に繋がれた。




部屋に入ると、真っ直ぐに向かったアイアン製のチェストから白いブリーフを取り出してあたしの目の前に。

「話ってコレのこと」

「あー、そうだったね。持って帰るね。なんか、おかしなこと言った気もするけど、忘れちゃってもらえるとありがたいなぁって…アハハ」

まさか、ご丁寧に返却されるなんて思ってもなかったから、気まずさと焦りで、顔も見ずに早口で笑ってごまかすしか出来なかった。
可能であるならば、全て無かったことにして欲しい。

白いブリーフを受け取るために手を伸ばすと、ひょいとかわされ手の届かない頭上に。

「俺、ちゃんと考えたぞ?」

「ありがと。でも、もう答え出てるでしょ。彼女もいることだし」

「さっきから何言ってんだ?俺の彼女は寧奈だろ」

「へ?…いや、あの…先輩は?」

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