この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ファニーキンキー
第8章 それは赤面
翔太郎の腕があたしを引き寄せ、強い力で抱きしめる。そうしてあたしの首元に顔を埋め、小さな声で確認してくる。
「俺じゃないとダメだよね?」
「そうだよ。翔太郎じゃないとダメなの」
やっと巡り合った相手だよ?あたしがどれだけ翔太郎のこと離したくないか知らないでしょ?そんなこと教えてあげるつもりはないけどね。
切ったばかりの襟足をそうっと撫でる。
「…知ってる……知ってるよ」
「忘れてた?」
「ごめん」
「好きよ、翔太郎…だから信じて」
「俺も、寧奈が好き…」
道端で抱き合うなんて…恥ずかしいんですけど?これって羞恥プレイ…だよね?翔太郎めっ!