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囚われの城
第6章 母親の運命

それから瑠菜は、黎明を屋敷から送り出した。

屋敷の掃除や食器の片付け、倉庫の整理など、やることはたくさんある。

やっと部屋に戻ってきた京太は、ぼけーっとしていてやる気が見えず、帰ってもらった。

サラは自分のベッドに寝そべって雑誌を見ている。


「はぁー。一人でも、やらなきゃ」


瑠菜はサラと京太が先程まで使っていた部屋を掃除し始めた。

シーツの上には生々しい液体が散乱し、人の体液の臭いが部屋に充満している。

シーツを外し、アルコール消毒し、新しいシーツを被せ、壁や床もすべてアルコールで拭き取る。

備品の補充、空調の確認、照明の確認、それらを全てチェックする。

最初に掃除を教えてもらった頃より、手際よくできるようになっていた。

最後にアロマキャンドルを焚いて部屋を出る。


「ほう。だいぶ慣れたようですね」

「……!!ひゅ、日向さん!」

「呼び鈴を鳴らしたのですが、誰もおいでにならないので勝手に入ってしまいました」


ずっと見ていたのだろうか。

日向はにこにこと笑って立っていた。

呼び鈴は、鳴っただろうか。

それにしても、黎明が外出した後に屋敷の施錠はしたはず……。

瑠菜は日向に警戒を示した。


「瑠菜さんに見せたいものがあります。こちらへ」


日向がツカツカと歩き始める。

日向はこの屋敷の者ではないので従うことはないのだが、瑠菜は日向に付いて行った。

向かったのは玄関ホール右手の扉。

この扉だけは他の豪華な扉と違う。

鉄でできている、重厚な扉だった。

入り口にある、パスワードを入力するところに向かい、日向はカチカチと操作する。

扉が開いた。


「来てください」

「……ここは?」

「畜の間と拷の間がある通路です」


一歩踏み出すと、女の叫ぶ声が聞こえた。

叫ぶ、というより、発狂しているみたいだ。

瑠菜は怖くなったが、ここまで来て逃げれば後で日向に何か言われそうだ。

暗い廊下はだんだんと地下へ向かっているらしい。


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