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私と貴方の甘い蜜
第9章 甘蜜番外編② Side.S「Happy Birthday」
「体大丈夫?」
「大丈夫…ですけど…」
「えっ?どっか痛い?」

いつもより長い情事の後、ソファーでヤってしまったことに今さらながら罪悪感が芽生える。

「てか、なんで俺の部屋着着てんの?」

気づいたら彼女は俺の部屋着のTシャツを着て体操座りをしていた。Tシャツを引っ張って足まで隠しているので置物みたいにちょこんとしてる。
可愛い。

「いや…電気つけたまましてたんだなって」
「ははっ。気付きました?」
「全部見ましたね?」
「いつも隅々まで見てますよ?」
「……っ!もうっ!!」
「いや、俺のも見てるじゃん。」
そう言うと彼女は、ボクサーパンツしか履いていない俺の体をまじまじと見つめた。

「愛ちゃん、やーらしー」
「ちがっ……ハニートラップですよ!」
「この前もそれ言ってたけど、なんなの?」
「……気にしないでください」

「もう見ません」と言って目を瞑った彼女を抱き寄せてキスをした。
「……んっ!」
「どうぞ?余すことなく見てください?」
「……そうなってくると、私の誕生日かってくらいになっちゃいますよ?」
「そうなんですか?」
「もうっ!質問を質問で返すのやめてください!」
「はははっ。好きな子はからかいたいんですよー」

ふざけて敬語で返すと、彼女はくやしそうに唇を噛んだ。慌てて頭を撫でる。
「ごめん、ごめん。ほんとに心配してるんだよ。……いつもと違うことしちゃったから」
「あれって……総一郎さんが買ったんですか?」
「いや、うちのオーナーがプレゼントにくれた」
「……あんなことがほんとは趣味なの?」
「いや、もらったから使っただけだよ。ごめん、どんな反応するか見たくてやりました。……怒ってる?」

調子に乗ってやってしまったというか、オーナーにそそのかされたというかなのだが、彼女はいつも本気で嫌がる素振りを見せないので不安になる。
「ふふっ。」
「なんで笑うのよ」
「いらない心配だなあ、と思って」
「真似すんなよ」
怒ったふりをしても、けたけた笑う彼女が言った。

「誕生日プレゼントに私をあげたので、なにをしてもいいんですよー?」
「言いましたね?」
楽しそうな彼女を抱き抱えてベッドに向かった。

「えっ、またするんですか?」
「だめなんですか?」
また怒るかなと思いながらふざけて聞くと、彼女がぎゅっとしがみついて言った。


「朝まで離さないでね?」
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