この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Best name
第10章 暗闇の底に
オレはアイルの身体に
白衣を巻き付けて抱き上げると
すぐに車を降りた。



ソウタさんの呼んだ救急車…
そしてパトカーが姿を現す。

男は現行犯…その場で捕まり連行された。




オレは待っている救急隊員にアイルを託し
そのまま一緒に救急車に乗り込む。


『アイル…っ』


ソウタさんもやってきて…
アイルの姿をみて愕然としていた。


隊員もあまりに酷いアイルの姿に
驚愕とした様子を隠しきれていない。


アイルはシャツと白衣を被せてる以外は…
ボロボロに破られたTシャツの一部が
僅かに腕に巻きついてるだけだ。

例えプロで慣れてたとしても
まともに目を向けられる人はいないだろう。

驚愕としながらも隊員が
アイルの意識の確認

瞳孔、心音を見て
何やらせっせと記録をとる。



頭を打ったりはしておらず
おそらくはショック状態で
気を失っているのだろうとのことだ。
唇の出血を隊員が止血する。


「~…これは…
自分で噛み切ったのかもしれませんね。
可哀想に、余程の…。ん、あと
…これは、口紅……か?」





『本人は……使わないと思います』




隊員の言葉に思わず答えてしまった。
それをどうやら記録されている。
…残されるのか。



『縫ったり…しないといけないんでしょうか?』


アイルの唇の痛ましい傷に
思わず隊員に聞いた



「……~詳しく診てみないと‥何とも」



発見時の状況の確認と
最低限の応急処置を施され
そのまま搬送される。



救急隊員によって拘束の解かれた
アイルの小さな手を
オレはようやく握ることができた。
/986ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ