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第10章 暗闇の底に
病院では
今にも泣き出しそうなソウタさんが
アイルの姿に一安心して目を潤ませる


オレはアイルを
病院スタッフに引き渡すと


その場に……しゃがみこんだ





全身の力が・・・一気に抜ける






アイルはすぐに
診察と手当てを受けた






オレは事情を大まかに説明した





『リョウキ・・・カゼひくぞ』



ソウタさんが毛布と
あたたかい飲み物を渡してくれる




二人で待ち合いで医師の説明を待つ









アイルは・・・自殺しようとした







その事を懸念して
もっとセキュリティの高い病棟に
移されることになった




言えば…監視されるようなことになる




それは状況的に
まぁ…仕方ないとして











アイルは薬で眠っていた





そこへ医師から
念のため朝まで
抑制措置をとりたいと提案される




オレとソウタさん揃って
自分達が付き添うから
それはやめてほしいと断った




目が覚めて
ベッドに縛り付けられていたら
アイルはどう思うだろう・・・



そんなのは・・・あんまりだ









『リョウキ…お前はもう帰れ』



医師の説明が終わると
ソウタさんがオレに言った






『いや…オレ、アイルのそばにいます

目が覚めた時…隣にいてやりたいんです』




『そんなずぶ濡れで
お前まで倒れるぞ!?

今日は俺が付くから

薬で寝ているし
朝までは、まず大丈夫だ

何かあればすぐに連絡するから
早く帰って休め!』





ソウタさんにつまみ出されるような形で
オレは病室を出て
タクシーに放り込まれて帰宅する







熱いシャワーを浴びてベッドに横になった







ちっとも・・・眠れない。








色んなことが起こり過ぎだ…




これ・・・現実か?






今朝までアイルがこの家にいて…


〃いってらっしゃい〃


と言ったこと…そっちの方が




まるで夢だったかのようだ。







寝ては起きを繰り返し




仮眠をとって朝を迎えた。
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