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第14章 オレだけのもの
メチャクチャにしてやりたい


乱してやりたい

こわしてやりたい


そんな本能的な欲求よりも



目の前のアイルを

もろく・・・こわれそうなアイルを



この手でそっと…こわさないように

大切に…この手の中に

包み込んでしまいたい・・・






そんな思いにかられた






今…オレに抱かれているアイルが

目の前のアイルが…どうしようもなく

いとおしい・・・






愛しくて 愛しくて たまらない






『アイル・・・綺麗』









『りょ…ぉ…』







『すごく・・・キレイだ』






オレの口から自然に出た言葉



アイルがようやく声に出して反応して
目をあけてオレをみる






『少し…動くよ。いい?』





『…ん…』





アイルがコクッとうなずく



投げ出されたアイルの手を握り
少し見下ろすようにしてアイルを眺め
動かしていく




ゆっくり…打ちつけないように

アイルが痛くないように




ゆっくり…ゆっくりと








『んっ…ぅっ…ン…』





アイルがかすかに声をもらす

時折顔を歪めたり…




一定のスピードで動き始めると
アイルの身体が揺れ始めた


少し仰け反ったり
よじらせたり



突き上げられる振動で
アイルのふっくらした胸が
規則正しく上下にゆれる









至福の絶頂を迎えてオレは欲望の塊を放った










何だろう…この感覚…この気持ちは?






女を抱いて

こんな不思議な気持ちになったのは

…紛れもなく初めてだ





そして…こんな風に

したことも初めてだ





幸福感で満たされていた






これは・・・一体…


これは・・・なんだ?









これ…は




オレは…








オレは…アイルを・・・愛してる。







アイルの心

アイルの身体

その全てを・・・愛している





アイル・・・愛してる。







正体不明だった感情
それを知ることができた


…それなのに…なぜだかオレは
それをアイルに言うことが出来なかった


口に出して言えばいい

なのに

声に出して、アイルに言ってやることが



なぜかこの時出来なかった。
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